スルバラン(フランシスコ・デ・スルバラン), プラド美術館

「静物(ボデゴン)」 スルバラン(フランシスコ・デ・スルバラン)

静物(ボデゴン)
題名:静物(ボデゴン)
年代:1635-1640年頃
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:プラド美術館

17世紀スペインでは、静物画のジャンルが確立する。

「ボデゴン」と呼び習わされるこの分野では、各種の食物や食器が対象となり、料理が加えられることもある。

スルバランのこの作では、漆黒の闇をバックに、強い光を受けた物象が克明に描写され、画面全体に緊張感と厳粛な宗教的精神性が現れている。

解説:安發 和彰(東北芸術工科大学 教授)
    スポンサードリンク