「大工の聖ヨセフ」 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 作者:ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 年代:1640年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールはロレーヌ地方のリュネヴィルという町で活躍した画家。ドラマティックな夜の光の表現やリアルな庶民的人物像にイタリアのカラヴァッジオやその様式を吸収したオランダ絵画の強い影響が表れている。 大工であったイエスの養父ヨセフが仕事場で働いており、少年イエスがかたわらに描かれている。厳格な構図、蝋燭(ろうそく)の光と周囲の闇との対比、視線と表情の鋭い描写が深い精神性と緊張感を生み出している。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧