ラ・トゥール(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール), ルーヴル美術館

「いかさま師」 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

いかさま師
年代:1630年代
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:ルーブル美術館

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは瞑想的な“夜”の宗教画のほかに、こうした鮮やかな色彩と明解な描写による風俗画も描いた。

富裕な身なりの婦人にワインを差し出す給仕の女が、左端の男のいかさまを目で婦人に伝えているが、右端の男は、この緊張した駆け引きにはとんと気づいていない。主題においても、リアルな表現においても初期のカラヴァッジオの影響が明らかである。(太田)

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