世界の美術館

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

フランス パリ

ルーヴル美術館 収蔵絵画の画家一覧

ルーヴル美術館は言うまでもなく世界最大の美術館のひとつであり、近年創設された19世紀専門の美術館であるオルセー美術館、20世紀の現代美術を専門とするポンピドゥー・センターを従えて、パリの巨大な美術館群の中核を成している。

その所蔵品は古代オリエントから、19世紀中頃の美術まで、長い人類の歴史をカバーしており、絵画、彫刻、工芸など広範な分野にわたるが、ルーヴル美術館では、それを古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、美術工芸、彫刻、絵画そしてグラフィック・アートの7つの部門で管理・保存している。

世界的に特に有名な作品としては、古代エジプト美術の『初期坐像』、古代ギリシャ美術の『ミロのヴィーナス』、『サモトラのニケ』、イタリア・ルネサンスを代表するレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、ミケランジェロの『瀕死(ひんし)の奴隷』、そして19世紀フランス絵画の名作、ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』、ドラクロアの『民衆を導く自由の女神』などが挙げられるであろうが、それ以外にも重要な作品は膨大である。

絵画部門に限って言えば、13世紀末から19世紀中頃までの絵画6,000点以上があり、そのうち約3分の2がフランス絵画。続いてイタリア画派1,100点、フランドル画派1,000点が多い。オランダ、ドイツ、イギリスの絵画は少ないが、とはいえ、いずれも世界的な名品が揃っている。

歴史的に振り返れば、この膨大なコレクションの母体となったのは、フランス王室の美術品コレクションである。16世紀末、フランソワ一世がフォンテーヌブローの宮殿にイタリア・ルネサンスの絵画を集めたことに始まり、ルイ十四世の時代にコレクションは飛躍的な増大を見た。

その後、すでに1750年頃には、この王家の美術品コレクションを広く国民に公開する「美術館」という新しい制度が構想され始めたが、しかし、この構想の実現にはフランス革命という歴史の激動が必要であった。かくて1793年、すでに「中央美術館」と名づけられた最初のルーヴル美術館が民衆に門戸を開くこととなったのである。

このコレクションを収めるルーブル宮の建物そのものも長い歴史を持っている。1200年前後にカペー王朝のフィリップ二世によって当時のパリ市壁沿って建てられた城砦を出発点として、長い時代にわたって増改築を重ねて現在の姿になっている。ルーヴルは、近年、アメリカの中国系建築家ペイの設計によるガラス張りの「ピラミッド」完成によってさらに壮大な「大ルーヴル」への道を歩み始めた。(太田 泰人)

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

フランス パリ

ルーヴル美術館 収蔵絵画の画家一覧

ルーヴル美術館は言うまでもなく世界最大の美術館のひとつであり、近年創設された19世紀専門の美術館であるオルセー美術館、20世紀の現代美術を専門とするポンピドゥー・センターを従えて、パリの巨大な美術館群の中核を成している。

その所蔵品は古代オリエントから、19世紀中頃の美術まで、長い人類の歴史をカバーしており、絵画、彫刻、工芸など広範な分野にわたるが、ルーヴル美術館では、それを古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、美術工芸、彫刻、絵画そしてグラフィック・アートの7つの部門で管理・保存している。

世界的に特に有名な作品としては、古代エジプト美術の『初期坐像』、古代ギリシャ美術の『ミロのヴィーナス』、『サモトラのニケ』、イタリア・ルネサンスを代表するレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、ミケランジェロの『瀕死(ひんし)の奴隷』、そして19世紀フランス絵画の名作、ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』、ドラクロアの『民衆を導く自由の女神』などが挙げられるであろうが、それ以外にも重要な作品は膨大である。

絵画部門に限って言えば、13世紀末から19世紀中頃までの絵画6,000点以上があり、そのうち約3分の2がフランス絵画。続いてイタリア画派1,100点、フランドル画派1,000点が多い。オランダ、ドイツ、イギリスの絵画は少ないが、とはいえ、いずれも世界的な名品が揃っている。

歴史的に振り返れば、この膨大なコレクションの母体となったのは、フランス王室の美術品コレクションである。16世紀末、フランソワ一世がフォンテーヌブローの宮殿にイタリア・ルネサンスの絵画を集めたことに始まり、ルイ十四世の時代にコレクションは飛躍的な増大を見た。

その後、すでに1750年頃には、この王家の美術品コレクションを広く国民に公開する「美術館」という新しい制度が構想され始めたが、しかし、この構想の実現にはフランス革命という歴史の激動が必要であった。かくて1793年、すでに「中央美術館」と名づけられた最初のルーヴル美術館が民衆に門戸を開くこととなったのである。

このコレクションを収めるルーブル宮の建物そのものも長い歴史を持っている。1200年前後にカペー王朝のフィリップ二世によって当時のパリ市壁沿って建てられた城砦を出発点として、長い時代にわたって増改築を重ねて現在の姿になっている。ルーヴルは、近年、アメリカの中国系建築家ペイの設計によるガラス張りの「ピラミッド」完成によってさらに壮大な「大ルーヴル」への道を歩み始めた。(太田 泰人)

収蔵絵画