ル・ブラン(シャルル・ル・ブラン), ルーヴル美術館

「大法官セギエ」 ル・ブラン(シャルル・ル・ブラン)

大法官セギエ
題名:大法官セギエ
年代:1661年
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:ルーブル美術館

ルイ十四世の統治下、コルベールの後ろ盾を受けたル・ブランは、1664年に設立された王立アカデミーの指導者として、ヴェルサイユ宮殿の造営、装飾の指揮、王位ゴブラン制作所の監督など、美術行政に中心的役割を果たした。これはル・ブランの最初の庇護者(ひごしゃ)であった大法官セギエの堂々たる肖像。

等身大の貴人の騎馬肖像はしばしば見られる形式であるが、天蓋(てんがい)をかざした行列を伴っている点が特異な形態となっている。

解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長)
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