
リゴーは宮廷の貴人の肖像画家として名を成したが、特にこの作品で有名である。
太陽王と呼ばれ、フランス絶対王政を確立し、さらにヴェルサイユ宮殿に代表される大造営事業を行ってフランス文化の優位の時代を築いたルイ十四世が、豊かな髪をかぶり、百合(ユリ)の模様の刺繍(ししゅう)のある豪奢(ごうしゃ)を極めた服を着て、バロック的な動きのある赤い帳の前に気取ってポーズしている。
解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長)
リゴーは宮廷の貴人の肖像画家として名を成したが、特にこの作品で有名である。
太陽王と呼ばれ、フランス絶対王政を確立し、さらにヴェルサイユ宮殿に代表される大造営事業を行ってフランス文化の優位の時代を築いたルイ十四世が、豊かな髪をかぶり、百合(ユリ)の模様の刺繍(ししゅう)のある豪奢(ごうしゃ)を極めた服を着て、バロック的な動きのある赤い帳の前に気取ってポーズしている。