「ワインを飲む女と二人の兵士」 ピーテル・デ・ホーホ 作者:ピーテル・デ・ホーホ 年代:1658年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 フェルメールと同様に窓から射し込む太陽の光に溢れた部屋の一隅を表現することを好んだホーホは、17世紀オランダ風俗画の画家として忘れ難い存在である。 ただ、フェルメールが日常的な時空を超えた情景を描ききったのに対して、ホーホはあくまで当時のオランダの市民生活のほのぼのとした平和な日常性を優しいまなざしでとらえ続けることに腐心したのだった。 解説:橋 秀文(神奈川県立近代美術館 主任学芸員) あわせて見たい絵画・コラム「ネヴァーモア」 ポール・ゴーガン【コラム】美術の皮膚(143)カラバッジョ~才能はしばしば妬まれる~「ルノワールの肖像」 バジール (フレデリック・バジール)【コラム】美術の皮膚(173)マネの黒とマネの闇~父がファザコンだと子もファザコン?~ スポンサードリンク