ダウ(ヘラルト・ダウ), ドレスデン美術館

「アトリエの画家」 ヘラルト・ダウ

アトリエの画家
年代:1647年
製法:油彩、板
収蔵美術館:ドレスデン絵画館

レンブラントに師事しレイデンで活躍したダウは、精緻(せいち)な描写による風俗画家として有名である。

特に狭い室内空間の中に、一人ないし二人の人物を表した室内風俗画に優れたものが多いが、アトリエでの自らの姿を描き出したこの作品は、中でもよく知られている。

室内に置かれた彫像、地球儀、楽器、燭台(しょくだい)などは、アトリエの備品であると同時に、さまざまな意味を担う小道具でもあった。

解説:有川 治夫(学習院大学 教授)
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