「アトリエの画家」 ヘラルト・ダウ 作者:ヘラルト・ダウ 年代:1647年 製法:油彩、板 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 レンブラントに師事しレイデンで活躍したダウは、精緻(せいち)な描写による風俗画家として有名である。 特に狭い室内空間の中に、一人ないし二人の人物を表した室内風俗画に優れたものが多いが、アトリエでの自らの姿を描き出したこの作品は、中でもよく知られている。 室内に置かれた彫像、地球儀、楽器、燭台(しょくだい)などは、アトリエの備品であると同時に、さまざまな意味を担う小道具でもあった。 解説:有川 治夫(学習院大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(78)「印象派物語~物語の始まり~」「トルコ風呂」 ドミニック・アングル【コラム】美術の皮膚(88)「印象派物語~泡沫に消える印象派~」「四大陸」 ピーテル・パウル・ルーベンス スポンサードリンク