世界の美術館

「往診」 ヘラルト・ダウ

往診
年代:1650年
製法:油彩、カンヴァス

ダウはレイデンに生まれ、同地で没したオランダの風俗画家。

レンブラントのレイデン時代の弟子。その細密な描写と、画面の滑らかな仕上げで好評を得たが、この作品もその好例。

ダウはレンブラントに似て、強い光に照らし出された室内の情景を好んで描いた。医者の往診はオランダ風俗画によく登場するテーマだが、ここでは医者の道具がテーブルの上に入念に描かれていて画題を強調している。

解説:田辺 徹(美術評論家)