エルミタージュ美術館, ゴーガン(ポール・ゴーガン)

「甘い夢」 ポール・ゴーガン

甘い夢
年代:1894年
製法:油彩、カンヴァス

ゴーガンがタヒチからフランスに帰って描いた作品で、絵の内容はタヒチの古代神話と聖書に関連している。

純潔の象徴として右側に百合(ユリ)が咲き、頭に光輪を着けている左端の娘は処女性を、果物を口に持っていこうとしている女は官能を意味している。

単純化され装飾的な色面になった大地に座る女たちは、マオリ人が刻む木彫の像のようだ。

解説:田辺 徹(美術評論家)

    スポンサードリンク