エルミタージュ美術館, フリードリヒ(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)

「リーゼンゲビルゲ山」 フリードリヒ(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)

リーゼンゲビルゲ山
題名:リーゼンゲビルゲ山
年代:1835年
製法:油彩、カンヴァス

フリードリヒはドイツ・ロマン主義を代表する画家。エルミタージュ美術館には9点の作品がある。

この山は彼が人生の多くを過ごしたドレスデンを流れるエルベ河の源流の山。

実際の風景の忠実な写生ではなく、この山とその周辺の山を空想の中で総合している。神秘的な自然の中に、人の憧れの心を満たす精神的な共鳴を見いだすドイツ・ロマン主義の典型的な作品。

解説:田辺 徹(美術評論家)
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