世界の美術館

「夜の授業」 ヘラルト・ダウ

夜の授業
年代:1660-1665年頃
製法:油彩、板

レンブラントの影響下に彼が生み出した独自の表現は、蝋燭(ろうそく)などの人工照明を巧みに用いた強い明暗の効果である。

ここでは蝋燭とランタンに照らされた部屋の机に教師が座り、周りを囲む生徒たちの勉強をみている。

前景には重々しい幕が斜めに掛かっており、暗い室内の上方と奥への広がりを強調している。温かい光と画面を覆う闇がみごとな効果を生んでいる。

解説:荒木 成子(清泉女子大学 教授)