「食卓」 ジャン・シメオン・シャルダン 作者:ジャン・シメオン・シャルダン 年代:1728年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 パリのドフィーヌ広場で当時毎年開かれていた青年展に出品された際に注目され、シャルダンが王立アカデミーに認められる機縁となった作品。 直ちに静物画家として正会員となった。ピラミッド型に積み上げられた果物など古典的な構図を形成するが、犬とオウムがそこに滑稽な生気を与えている。 ほの暗い中に息づくグラスや水差しやデカンタなどの描写がみごとである。(太田) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(70)「“幸福の画家”の苦悩~苦悩の果てにある苦悩~」「レスタックから眺めたマルセイユ湾」 ポール・セザンヌ【コラム】美術の皮膚(9)「自浄能力がコンテンポラリーアートを生んだ」「アンシデイ家の聖母」 ラファエロ・サンティ スポンサードリンク