「教会の勝利(聖体の論議)」 ラファエルロ・サンティ 作者:ラファエルロ・サンティ 年代:1509年 製法:油彩、板 収蔵美術館:ヴァティカン美術館 神の体現者としての教会の勝利を表す聖餐、ここに神を讃える古今の聖人たちが集う。 天上界中央には父なる神、キリスト、聖霊の聖三位一体を象徴する白い鳩。周りに聖母マリア、洗礼者聖ヨハネ、聖ペテロ、聖パウロ、アブラハム、モーセらが教会の勝利を讃える。 地上界では聖体の中央祭壇を囲み、大グレゴリウス(顔はユリウス二世)、アウグスティヌス、トマス・アクイナスやダンテらが聖体の神性を讃える。これは教会の権威と栄光を示す壮大な世界である。 解説:高草 茂(美術史家) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧