「泉」 アングル(ドミニック・アングル) 題名:泉 作者:ドミニック・アングル 年代:1820-1856年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 美しい人体を基準に美術を創り上げた古代ギリシャの芸術伝統は、イタリアのルネサンス期に復活し、みごとな達成をみた。それらを学ぶため、アングルは1805年から20年もイタリアに留学した。 泉の擬人像、片方の足に重心をかけたコントラポストのポーズなど古典芸術の典型に挑むべく、彼は留学中にこの画面に着手した。しかし虚実がみごとに融合する女体美の極地を描ききったこの作品は、やっと1856年に完成した。(隠岐) あわせて見たい絵画・コラム「詩人の霊感」 ニコラ・プーサン「ユディト I」 クリムト (グスタフ・クリムト)「聖痕を受ける聖フランチェスコ」 ジョット・ディ・ボンドーネ「赤い浮標、サン=トロペ」 シニャック (ポール・シニャック) スポンサードリンク