アングル(ドミニック・アングル), ルーヴル美術館

「トルコ風呂」 ドミニック・アングル

トルコ風呂
年代:1863年
製法:油彩、板
収蔵美術館:ルーブル美術館

生涯、裸婦の美しさを追求し続けたアングルの晩年の傑作である。この主題は、18世紀に、夫がコンスタンティノープルに英国大使として赴任した際に同行したモンタギュー夫人のしたためた書簡に想を得ている。

アングルが若い頃から『半身の浴女』や『バルパンソンの浴女』などを通して追求し続けていたさまざまな裸婦のポーズが、この画面に再び数多く立ち現れ、この『トルコ風呂』は、いわゆる彼の裸体美の集大成と呼んでもよいものである。(橋)

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