15世紀、フーケによってフランス絵画には“肖像画”の優れた伝統が形成されたが、それを受け継いで16世紀にこの分野を確立したのがジャンとフランソワのクルーエ父子である。
フランソワ一世は、文学や芸術の熱心な保護者としてフランスのルネサンスを支援した王。
最晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチを庇護(ひご)し、またフォンテーヌブローの宮殿の改装のためにイタリアからロッソ・フィオレンティーノやプリマティッチオを招いた。
解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長)
15世紀、フーケによってフランス絵画には“肖像画”の優れた伝統が形成されたが、それを受け継いで16世紀にこの分野を確立したのがジャンとフランソワのクルーエ父子である。
フランソワ一世は、文学や芸術の熱心な保護者としてフランスのルネサンスを支援した王。
最晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチを庇護(ひご)し、またフォンテーヌブローの宮殿の改装のためにイタリアからロッソ・フィオレンティーノやプリマティッチオを招いた。