「メアモールとプシュケ」 ジェラール(フランソワ・ジェラール) 題名:メアモールとプシュケ 作者:フランソワ・ジェラール 年代:1798年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ジェラールはダヴィッドの高弟で、この作品はその代表作。主題はアモール(キューピッド)と美少女プシュケの恋物語である。 ギリシャ神話の世界にしては世俗性が強く、それでいてその肉体表現は、現実離れしたギリシャ彫刻の裸体表現を意識した新古典主義的なものとなっている。 ここには師ダヴィッドの芸術が持つ厳格さはなく、その代わりに甘くほのかな情感が画面全体を包み込んでいる。 解説:橋 秀文(神奈川県立近代美術館 主任学芸員) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧