「大司祭コレシュスの犠牲」 ジャン・オノレ・フラゴナール 作者:ジャン・オノレ・フラゴナール 年代:1765年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 フラゴナールがイタリア留学から帰国後の1765年に王立アカデミーへの入会を志願して提出した作品。 主題はギリシャ神話による。カリュドンの王女カリロエは、ディオニュソス神に仕える大司祭コレシュスの求愛を拒んだが、その結果カリュドンの市民は神の怒りによって狂気の発作に取りつかれた。 それを鎮めるため犠牲としてカリロエが選ばれるが、コレシュスは彼女への愛ゆえ身代わりに自らを犠牲にしたという話である。(太田) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(92)「世紀末芸術~美術不毛のイギリス~」特別展「縄文―1万年の美の鼓動」(縄文展)「リンゴの木の下の聖母子」 ルーカス・クラーナハ(父)「ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション」 スポンサードリンク