「大司祭コレシュスの犠牲」 ジャン・オノレ・フラゴナール 作者:ジャン・オノレ・フラゴナール 年代:1765年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 フラゴナールがイタリア留学から帰国後の1765年に王立アカデミーへの入会を志願して提出した作品。 主題はギリシャ神話による。カリュドンの王女カリロエは、ディオニュソス神に仕える大司祭コレシュスの求愛を拒んだが、その結果カリュドンの市民は神の怒りによって狂気の発作に取りつかれた。 それを鎮めるため犠牲としてカリロエが選ばれるが、コレシュスは彼女への愛ゆえ身代わりに自らを犠牲にしたという話である。(太田) あわせて見たい絵画・コラム「自画像」 エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン「ヴェネツィアの祝賀演奏会」 フランチェスコ・グアルディ「聖アンナと聖母子」 レオナルド・ダ・ヴィンチ【コラム】美術の皮膚(139)ゴッホとゴーギャン~泡沫の栄光~ スポンサードリンク