ゲーンズバラ(トマス・ゲインズバラ), ルーヴル美術館

「アルストン嬢」ー トマス・ゲーンズバラ(トマス・ゲインズバラ)

アルストン嬢
年代:1760-1765年頃
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:ルーブル美術館

18世紀のイギリスを代表する肖像画家ゲーンズバラの作品。彼は従来のクロード・ロラン風の型にはまった風景画を捨て、自国イギリスの自然に目を向け始めた画家のひとりである。

そして、その風景の中に人物を置き、風景画と肖像画をみごとに融合させたスタイルを確立していった。

この作品にしても森の茂みの前に立つ婦人が描かれている。そしてゲーンズバラの場合、レノルズほど感傷的にならず、優美な中に抑制の効いた品位ある肖像画となっている。(橋)

    スポンサードリンク