「アルストン嬢」ー トマス・ゲーンズバラ(トマス・ゲインズバラ) 作者:トマス・ゲーンズバラ(トマス・ゲインズバラ) 年代:1760-1765年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 18世紀のイギリスを代表する肖像画家ゲーンズバラの作品。彼は従来のクロード・ロラン風の型にはまった風景画を捨て、自国イギリスの自然に目を向け始めた画家のひとりである。 そして、その風景の中に人物を置き、風景画と肖像画をみごとに融合させたスタイルを確立していった。 この作品にしても森の茂みの前に立つ婦人が描かれている。そしてゲーンズバラの場合、レノルズほど感傷的にならず、優美な中に抑制の効いた品位ある肖像画となっている。(橋) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧