エゴン・シーレ, オーストリア絵画館

「死と乙女」 エゴン・シーレ

死と乙女
年代:1915年
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:オーストリア絵画館

シーレ自身によって「男と娘」とも呼ばれた作品。

荒れ果てた大地の上で抱き合う男と女。鮮やかな色の薄物をまとう女に対して、男(シーレ自身)は修道僧の服を身に着けている。

ここに表されているのは、「愛」と「死」についてのペシミスティックな概念、愛は本質的に死を内包しているという概念である。

解説:有川 治夫(学習院大学 教授)
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