「死と乙女」 エゴン・シーレ 作者:エゴン・シーレ 年代:1915年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オーストリア絵画館 シーレ自身によって「男と娘」とも呼ばれた作品。 荒れ果てた大地の上で抱き合う男と女。鮮やかな色の薄物をまとう女に対して、男(シーレ自身)は修道僧の服を身に着けている。 ここに表されているのは、「愛」と「死」についてのペシミスティックな概念、愛は本質的に死を内包しているという概念である。 解説:有川 治夫(学習院大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(67)「“幸福の画家”の苦悩~当てずっぽうが当たってしまう苦悩~」【コラム】美術の皮膚(58)「おしゃべりな絵画~歴史の証人ゴヤ~」【コラム】美術の皮膚(105)「世紀末芸術~運命の女性“ファム・ファタール”~」「ゴーガンの肘掛け椅子」 フィンセント・ファン・ゴッホ スポンサードリンク