「三連祭壇画:教会内の玉座の聖母子」 ヤン・ヴァン・エイク 作者:ヤン・ヴァン・エイク 年代:1437年 製法:油彩、板 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 初期ネーデルラント絵画の巨匠ヤン・ヴァン・エイクの数少ない現存作のひとつ。中央画は三廊式の聖堂の中央に座る聖母子の神々しい姿を表し、両翼画には、それぞれ側廊に位置するという設定で、大天使ミカエルに伴われた寄進者(左翼)と聖カタリナ(右翼)が描かれている。 中央の聖母子は左翼で拝む寄進者の方へ視線を投げかけている。両翼の裏面(閉じた時に見える面)には、「受胎告知」が描かれている。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(67)「“幸福の画家”の苦悩~当てずっぽうが当たってしまう苦悩~」「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」【コラム】美術の皮膚(172)マネの黒とマネの闇~権威への執着~「アルジャントゥイユのヨット・レース」 クロード・モネ スポンサードリンク