「宰相ロランの聖母」 ヤン・ヴァン・エイク 作者:ヤン・ヴァン・エイク 年代:1435年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:ルーブル美術館 15世紀の初期ネーデルラント絵画を代表する大画家。 当時、フランス中部から大西洋に面したフランドル地方までを支配したブルゴーニュ公国のフィリップ善良公の宮廷に仕えた。 この絵は公国の宰相ニコラ・ロランの注文で描かれたもので、聖母と祝福を与えるキリストの前に彼がひざまずいている。精緻(せいち)な細部の描写、窓から見えるはるかに広がる風景など隅々まで驚異的である。 解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長) あわせて見たい絵画・コラム北斎とデザイン:ジャポニスムアカデミー講座「日本のアニメ文化の原点 ジャポニズムと北斎漫画」より「ホロフェルネスの首を持つユーディット」 ルーカス・クラーナハ(父)【コラム】美術の皮膚(67)「“幸福の画家”の苦悩~当てずっぽうが当たってしまう苦悩~」「踊るジャンヌ・アヴリル」 トゥルーズ=ロートレック スポンサードリンク