「聖アンナと聖母子」 レオナルド・ダ・ヴィンチ 作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ 年代:1503-1506年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:ルーブル美術館 1501年、フィレンツェでレオナルド・ダ・ヴィンチが聖アンナと聖母子を描いた下絵カルトンを展示し、たいへん評判になったという記録が残されている。 この作品は、そのカルトンから描かれたが完成はせず、最後までレオナルド・ダ・ヴィンチの身辺にあった。受難を意味する小羊から幼子キリストを引き離そうとする聖母とそれを慈愛に満ちた表情で見守る聖アンナの微妙な動き、そして背後の幽遠な風景が晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチの到達した画境を示す。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧