「受胎告知」 レオナルド・ダ・ヴィンチ 作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ 年代:1472-1475年 製法:油彩、板 収蔵美術館:ウフィーツィ美術館 一般にレオナルド・ダ・ヴィンチの若い頃の作品とされるが、この帰属には19世紀以来論争が繰り返されてきた。 確かに、お告げをする大天使ガブリエルを『キリストの洗礼』に描かれた天使と比較すると、その表情は表層的で精神性といったものまでは感じられない。 しかしながら衣の襞(ひだ)や背景の山々は実に巧みに描かれており、さらにこの『受胎告知』のためにレオナルド・ダ・ヴィンチが手がけたと思われる素描が何枚か残っていることから、彼の介在は動かし難いとされている。 スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧