「東方三博士の礼拝」 サンドロ・ボッティチェッリ 作者:サンドロ・ボッティチェッリ 年代:1475年頃 製法:テンペラ、板 収蔵美術館:ウフィーツィ美術館 この作品は画中にメディチ家の人々の肖像が描き込まれていることで有名である。 まず幼児キリストの前にひざまずいている老年の王はメディチ家繁栄の基盤を築いたコージモ・イル・ヴェッキオ、手前中央の赤い衣をまとった壮年の王はコージモの子息ピエロ。 その右側で向かい合っている若年の王がやはりコージモの子息であるジョヴァンニ、そして画面左端で剣を持った男が当時のメディチ家の当主ロレンツォ・イル・マニーフィコと一般に考えられている。 また画面右端の男をボッティチェッリの自画像とする学者もいる。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(164)ベネツィア派~ルノワールが心酔した芸術的奇跡~「ブレダの開城(長槍)」 ディエゴ・ベラスケス【コラム】美術の皮膚(98)「世紀末芸術~象徴主義~」【コラム】美術の皮膚(138)ゴッホとゴーギャン~画家の作品と人生~ スポンサードリンク