
おもに彫刻家として活躍したミケランジェロは絵画作品をあまり残しておらず、システィーナ礼拝堂の壁画連作を除けば、本作品は唯一の完成作品とされる。
ここに描かれた聖母マリアは同時代に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロの描くそれとは全く異質なもので、逞しい腕をした彼女は実に彫刻的に表されている。
また硬質な衣はあたかも大理石のようである。近年の修復で当初の鮮やかな色彩が蘇り、ミケランジェロの画家としての重要性が再認識されるようになった。
おもに彫刻家として活躍したミケランジェロは絵画作品をあまり残しておらず、システィーナ礼拝堂の壁画連作を除けば、本作品は唯一の完成作品とされる。
ここに描かれた聖母マリアは同時代に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロの描くそれとは全く異質なもので、逞しい腕をした彼女は実に彫刻的に表されている。
また硬質な衣はあたかも大理石のようである。近年の修復で当初の鮮やかな色彩が蘇り、ミケランジェロの画家としての重要性が再認識されるようになった。