「エコーとナルキッソス」 ニコラ・プーサン 作者:ニコラ・プーサン 年代:1627-1628年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 水に映った自分の姿に見ほれてその場から動けなくなり、ついに水仙と化してしまった美少年ナルキッソスと、そのナルキッソスに恋しながら報われることなく岩と化したニンフのエコーを一緒に表した作品。 画面にはふたりに加え、愛のシンボルである燃えるトーチを手にしたキューピッドが描かれており、作品全体の主題が“愛”であることがわかる。 しかし、その愛は発展し、新しい生命を生み出すことのできない不毛の愛である。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧