「エコーとナルキッソス」 ニコラ・プーサン 作者:ニコラ・プーサン 年代:1627-1628年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 水に映った自分の姿に見ほれてその場から動けなくなり、ついに水仙と化してしまった美少年ナルキッソスと、そのナルキッソスに恋しながら報われることなく岩と化したニンフのエコーを一緒に表した作品。 画面にはふたりに加え、愛のシンボルである燃えるトーチを手にしたキューピッドが描かれており、作品全体の主題が“愛”であることがわかる。 しかし、その愛は発展し、新しい生命を生み出すことのできない不毛の愛である。(太田) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(148)カラバッジョ~世界で初めてのカラバッジョ~「受胎告知」 フラ・アンジェリコ「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」「バベルの塔」 ブリューゲル(父)(ピーテル・ブリューゲル(父)) スポンサードリンク