「エコーとナルキッソス」 ニコラ・プーサン 作者:ニコラ・プーサン 年代:1627-1628年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 水に映った自分の姿に見ほれてその場から動けなくなり、ついに水仙と化してしまった美少年ナルキッソスと、そのナルキッソスに恋しながら報われることなく岩と化したニンフのエコーを一緒に表した作品。 画面にはふたりに加え、愛のシンボルである燃えるトーチを手にしたキューピッドが描かれており、作品全体の主題が“愛”であることがわかる。 しかし、その愛は発展し、新しい生命を生み出すことのできない不毛の愛である。(太田) あわせて見たい絵画・コラム「栄光のスペイン・ハプスブルク家最後のきらめき:ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス(女官たち)』(プラド美術館所蔵/1656)「自画像」 ゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホ)【コラム】フェルメール「真珠の耳飾りの少女」 / Mr.tsubaking(Boogie the マッハモータース)「かささぎ」 クロード・モネ スポンサードリンク