ジョット(ジョット・ディ・ボンドーネ), ルーヴル美術館

「聖痕を受ける聖フランチェスコ」 ジョット・ディ・ボンドーネ

聖痕を受ける聖フランチェスコ
年代:1300年代初期
製法:テンペラ、板
収蔵美術館:ルーブル美術館

フィレンツェ近郊に生まれたジオットは、中世イタリア最大の画家でチマブーエの弟子。統一感ある三次元の空間、堅固な量感を持つ劇的な人間像を表現して画期的な様式を確立、ルネサンスの礎を築いた。

清貧を旨としたフランチェスコ修道会の創立者、アッシージの聖フランチェスコ(1182−1226年)の生涯の極点とも言うべき「聖痕(せいこん)拝受」の瞬間を表す。下部には「小鳥の説教」など、彼の生涯の有名な3つのエピソードが描かれている。(太田)

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