「夕日の港」 クロード・ロラン 作者:クロード・ロラン 年代:1639年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ロランの海景画の典型を示す作品。左側には見る者の視線を奥へと導く端正な古典的建築の列が並び、右には帆船のシルエットが美しく浮かび上がって、みごとな舞台装置を作り出している。 手前の風俗的人物群には、特に主題があるわけではない。日没の逆光まばゆい光が、そのすべてを憂愁に溢れた詩情で包み込む。ロランのこうした作品は、その後の風景画の発展に計り知れない影響を及ぼした。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧