ルーヴル美術館, ロラン(クロード・ロラン)

「タルソスに上陸するクレオパトラ」 クロード・ロラン

タルソスに上陸するクレオパトラ
年代:1642年
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:ルーブル美術館

ロランはプーサンと同じく、若くしてフランスを離れ終生ローマで活動した画家。画面は、ローマのアントニウスによる会見の招きに応じて、小アジアのタルソスに到着したエジプトの女王クレオパトラが、アントニウスの部下に導かれて上陸する光景を描いている。

古典主義的な円蓋(えんがい)を持つ建築、華麗な帆船など、なじみのモティーフを組み合わせることによって創り出された古代の光景が広がり、光と大気の黄金色の色合いがノスタルジックな情緒を漂わせる。(太田)

    スポンサードリンク