「聖母戴冠」 フラ・アンジェリコ 作者:フラ・アンジェリコ 年代:1435年 製法:テンペラ、板 収蔵美術館:ルーブル美術館 フィレンツェで活躍したドメニコ派の修道僧画家。 この作品の下部には彼が属していた教団の創始者、聖ドミニコの生涯の6つの場面とピエタが描かれている。上部は、キリストの手から冠を授かる聖母の生涯の最後の輝かしい場面を表す。明るく鮮やかな色彩ときらめく金色が、みごとに天上の喜びを響かせる。 遠近法の駆使や人物の巧みな配置など、彼がマザッチオの革新を利用した初期ルネサンスの最初のひとりであることがわかる。(太田) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(175)マネの黒とマネの闇~印象派の叔父はスペイン風写実主義?~「青い花瓶」 ポール・セザンヌレオナルド×ミケランジェロ展【コラム】美術の皮膚(42)「花の都フィレンツェの花の画家~そしてヴィーナスは眠りから覚める~」 スポンサードリンク