エルミタージュ美術館, フラ・アンジェリコ

「聖母子と天使たち」ー フラ・アンジェリコ

聖母子と天使たち
年代:1425年頃
製法:油彩、テンペラ、板

フラ・アンジェリコはイタリアのフィレンツェ派の画家で、国際ゴシック様式の頂点を示す華やかな装飾感覚と緻密(ちみつ)な構図で描いた。

幼児キリストを抱いて地面にひざまずく聖母の優しく抒情的な表情と、聖母に礼讃のまなざしを投げる天使たちの優雅な姿は、初期のフラ・アンジェリコの特徴をよく表している。

修道士の画家として一生を終えたフラ・アンジェリコの、清純な信仰が生んだ天上の花のような聖母だ。

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