フラ・アンジェリコ, プラド美術館

「受胎告知」 フラ・アンジェリコ

受胎告知
年代:1430年代前半
製法:テンペラ、板
収蔵美術館:プラド美術館

フィレンツェのドミニコ会修道僧で、清純で敬虔(けいけん)な宗教画を描いたフラ・アンジェリコ(本名グイード・ディ・ピエトロ)は、渾名(あだな)どおり「天使のような画僧」として万人から敬愛された。

ルネサンス風のロッジアの中で天使とマリアがともに胸に手を当て挨拶を交わしている。

背景には楽園を追われるアダムとエバが描かれているが、彼らの、つまり人間の原罪をあがなうためにマリアから生まれるのがキリストである。(篠塚)

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