「ザクセンのハインリヒ敬虔公夫妻」 ルーカス・クラーナハ(父) 作者:ルーカス・クラーナハ(父) 年代:1514年 製法:油彩、板からカンヴァスに移しかえ 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 ルネサンス期のドイツの君侯の晴れやかな姿を伝えてくれる、同時期の最も堂々たる全身像肖像画であり、それぞれ特徴のある犬を従えた夫妻の対照とコンビネーションはみごとである。 描かれているのは、のちにザクセン公となるハインリヒとその妻カタリナで、彼らは新教の推進者として知られる。 現在は2枚に分かれているが、ハインリヒの剣の先がカタリナの絵の方に続いており、もとは1枚の絵であったことが知られる。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(187)マネの黒とマネの闇~マネの集大成と周囲の困惑~「グランド・オダリスク」 アングル(ドミニック・アングル)「リンゴの木の下の聖母子」 ルーカス・クラーナハ(父)「無原罪のお宿り」 スルバラン(フランシスコ・デ・スルバラン) スポンサードリンク