「ザクセンのハインリヒ敬虔公夫妻」 ルーカス・クラーナハ(父) 作者:ルーカス・クラーナハ(父) 年代:1514年 製法:油彩、板からカンヴァスに移しかえ 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 ルネサンス期のドイツの君侯の晴れやかな姿を伝えてくれる、同時期の最も堂々たる全身像肖像画であり、それぞれ特徴のある犬を従えた夫妻の対照とコンビネーションはみごとである。 描かれているのは、のちにザクセン公となるハインリヒとその妻カタリナで、彼らは新教の推進者として知られる。 現在は2枚に分かれているが、ハインリヒの剣の先がカタリナの絵の方に続いており、もとは1枚の絵であったことが知られる。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(106)「世紀末芸術~クリムトの最期の言葉~」「エバ」 アルブレヒト・デューラー「乾草車」 ボス (ヒエロニムス・ボス)「イヴリーの戦いにおけるアンリ四世」 ピーテル・パウル・ルーベンス スポンサードリンク