クラーナハ(父)(ルーカス・クラーナハ(父)), ドレスデン美術館

「ザクセンのハインリヒ敬虔公夫妻」 ルーカス・クラーナハ(父)

ザクセンのハインリヒ敬虔公夫妻
年代:1514年
製法:油彩、板からカンヴァスに移しかえ
収蔵美術館:ドレスデン絵画館

ルネサンス期のドイツの君侯の晴れやかな姿を伝えてくれる、同時期の最も堂々たる全身像肖像画であり、それぞれ特徴のある犬を従えた夫妻の対照とコンビネーションはみごとである。

描かれているのは、のちにザクセン公となるハインリヒとその妻カタリナで、彼らは新教の推進者として知られる。

現在は2枚に分かれているが、ハインリヒの剣の先がカタリナの絵の方に続いており、もとは1枚の絵であったことが知られる。

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