世界の美術館

「ザクセン公女ジビュラ、エミリア、ジドニア」 ルーカス・クラーナハ(父)

ザクセン公女ジビュラ、エミリア、ジドニア
年代:1535年頃
製法:油彩、板

ザクセンの3人の公女を描いた肖像画。かつてこの作品は、具体的なだれ彼の肖像画ではなく、理想的な女性像を表したものであろうとされていた。

彼女たちの華麗な服装が『ホロフェルネスの首を持つユーディット』のそれに極めてよく似ていることは確かであるが、3人の顔貌にはやはり、ユーディットのそれにはない個性の表現がうかがわれる。

クラーナハ(父)の平面的、装飾的な画面構成が典型的に現れた作品である。