ウィーン美術史美術館, ローレンス(トーマス・ローレンス)

「ダイアナ・スタートの肖像」 ローレンス(トーマス・ローレンス)

ダイアナ・スタートの肖像
題名:ダイアナ・スタートの肖像
年代:1815-1820年頃
製法:油彩、カンヴァス

ローレンスは、レノルズ亡きあと、肖像画の第一人者としてイギリス画に君臨した画家で、イギリス内外の多くの王侯貴族、将軍、政治家たちが彼の筆によって、その姿をとどめている。

とりわけ、この『ダイアナ・スタートの肖像』のように、表情やポーズによって甘美な感傷性を強調した若い女性や子供の肖像は、当時極めて評判が高かったものである。

解説:有川 治男(学習院大学 教授)
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