「第十代ウエストモーランド伯爵ジョン・フェイン」 ローレンス(トーマス・ローレンス) 題名:第十代ウエストモーランド伯爵ジョン・フェイン 作者:トーマス・ローレンス 年代:不明 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 イギリス肖像画の優れた伝統をよく示しているのが、ジョージ四世の宮廷画家と美術アカデミー会長を務めたローレンスの作品である。 柱に寄りかかった伯爵は議会の公式のマントを羽織り、いくぶん尊大なポーズをとっている。ヴァン・ダイクを思わせるところがあるが、軽い筆致による質感の描出と省略された背景は画家独特のものである。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム「聖母子と少年聖ヨハネ(薔薇園の聖母)」 サンドロ・ボッティチェッリ「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」 グスタフ・クリムト「愚者の船」 ボス (ヒエロニムス・ボス)【コラム】行動派の旅の絵師、北斎 -常に高みを目指し続け、精進を続けた- / 藤 ひさし スポンサードリンク