「第十代ウエストモーランド伯爵ジョン・フェイン」 ローレンス(トーマス・ローレンス) 題名:第十代ウエストモーランド伯爵ジョン・フェイン 作者:トーマス・ローレンス 年代:不明 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 イギリス肖像画の優れた伝統をよく示しているのが、ジョージ四世の宮廷画家と美術アカデミー会長を務めたローレンスの作品である。 柱に寄りかかった伯爵は議会の公式のマントを羽織り、いくぶん尊大なポーズをとっている。ヴァン・ダイクを思わせるところがあるが、軽い筆致による質感の描出と省略された背景は画家独特のものである。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧