「鮭、レモン、三つの器のある静物」 ルイス・メレンデス 題名:鮭、レモン、三つの器のある静物 作者:ルイス・メレンデス 年代:1772年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 ナポリ出身のルイス・メレンデスは多くの静物画を残したが、サンチェス・コクーンやスルバランらによって17世紀に大いに発達した「ボデゴン(厨房画〔ちゅうぼうが〕)」の伝統を継承している。 対象を的確に把握する写実主義と大胆な画面構成により、迫真的な即物性が感じられる。 この作品は、アランフェス宮の室内装飾のための連作の1点である。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(107)「世紀末芸術~千々に乱れてまた重なる混沌~」「聖母子と天使と聖人たち」 フィリッポ・リッピ「大法官セギエ」 ル・ブラン(シャルル・ル・ブラン)「若い婦人の肖像」 レノルズ(ジョシュア・レノルズ) スポンサードリンク