「エウヘニア・マルティ−ネス・バリェホ」 ミランダ(フアン・カレーニョ・デ・ミランダ) 題名:エウヘニア・マルティ−ネス・バリェホ 作者:フアン・カレーニョ・デ・ミランダ 年代:不明 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 この醜く太った少女はバルセナスで生まれ、当時5歳であった。 宮廷に仕える道化を描いたベラスケスや記録のために珍しい肖像を残したリベーラといった先例を思い出し、スペイン・バロック美術の流れに沿って考えれば、この奇怪な肖像画にも極めて人間的な画家のまなざしを等しく指摘することができよう。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム「愚者の船」 ボス (ヒエロニムス・ボス)【コラム】美術の皮膚(175)マネの黒とマネの闇~印象派の叔父はスペイン風写実主義?~【コラム】美術の皮膚(126)ゴッホとゴーギャン~7つのひまわり~【コラム】美術の皮膚(21)「近世のご長寿画家たち」 スポンサードリンク