「楽園」 ルーカス・クラーナハ(父) 作者:ルーカス・クラーナハ(父) 年代:1530年 製法:油彩、板 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 画面上半分には、旧約聖書「創世記」に記された、「アダムの創造」から「楽園追放」に至る5つの場面が森の風景の中に描き込まれ、下半分には、さまざまな動物の姿が見える。 「楽園」という主題は15世紀以来、北方絵画にしばしば見られるものであるが、この作例のように、生き生きとした自然や動物の描写に格好の場を提供した。クラーナハ(父)晩年の作品である。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(45)「盗難絵画③~強奪される名画たち~」「黒衣のフェリペ四世」 ディエゴ・ベラスケス【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~「オランピア」 エドゥワール・マネ スポンサードリンク