フォンテーヌブロー派, ルーヴル美術館

「狩りの女神ディアーナ」 フォンテーヌブロー派

狩りの女神ディアーナ
年代:16世紀中頃
製法:油彩、板からカンヴァスに移しかえ
収蔵美術館:ルーブル美術館

フランソワ一世がフォンテーヌブローの宮殿装飾のためイタリアから招いたロッソ・フィオレンティーノ、プリマティッチオらの影響下に誕生したのが“フォンテーヌブロー派”と呼ばれる洗練された宮廷美術様式である。

この作品は、アンリ二世の愛妾(あいしょう)ディアヌ・ド・ポワティエを、ギリシャ神話の月と狩りの女神ディアーナに見立てた肖像と言われる。端正で両性具有的な体つき、ねじったポーズなどに、この派のマニエリスム的な好みが表れている。(太田)

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