「ナポレオンの戴冠式」 ジャック・ルイ・ダヴィッド 作者:ジャック・ルイ・ダヴィッド 年代:1806-1807年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ナポレオン皇帝第一画家であったダヴィッドの畢生(ひっせい)の大作である。 ナポレオンから、1804年12月2日にパリのノートルダム大聖堂で行われた皇帝戴冠式を制作するよう命じられたダヴィッドは、約3年の歳月を費やして、この、皇帝と言うよりはむしろ皇后ジョゼフィーヌの戴冠式に焦点を当てた一大記録画を完成させた。 その大きさ、式典の華麗な描写、劇的な明暗の対比など、まさにダヴィッド芸術の集大成と言えよう。(橋) あわせて見たい絵画・コラムフランス風景画の巨匠が愛したモメント:カミーユ・コロー『朝、ニンフの踊り』(1850年/オルセー美術館)【コラム】美術の皮膚(177)マネの黒とマネの闇~周囲の期待と現実のギャップ~「スター、舞台の踊り子」 エドガー・ドガ「マルガリータ王女」 ディエゴ・ベラスケス スポンサードリンク