「愛の宴」 アントワーヌ・ヴァトー 作者:アントワーヌ・ヴァトー 年代:1717年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 18世紀フランスのロココ美術を代表する画家ヴァトーは、「雅宴画」と通称される戸外での優雅な宴を描き出す風俗画を得意とした。 この『愛の宴』もその代表的な作例であり、当時の貴族たちの戸外での楽しみを、伝統的な「愛の園』というテーマを借りて描き出している。 ドレスデン絵画館にはもう1点、ほぼ同寸法の『戸外での語らい』と題をされた作品があり、この作品と対を成すものという説もある。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(168)マネの黒とマネの闇~難物同士の友情~「イヴリーの戦いにおけるアンリ四世」 ピーテル・パウル・ルーベンス【コラム】美術の皮膚(3)「現代は急に現代なのではなく」「最後の審判」ミケランジェロ スポンサードリンク