「アルカディアの牧人」 ニコラ・プーサン 作者:ニコラ・プーサン 年代:1638-1639年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 古典主義の画家プーサンの最もよく知られた名品のひとつ。 どこか憂いを漂わせた緑豊かな風景を背景に、画面中央には大きな墓石が置かれ、3人の羊飼とひとりの娘がその前に集まっている。 若者たちが読み取ろうとしている墓の表面の銘文には、「われアルカディアにもあり」とある。至福の理想郷と思われたアルカディアにも、恐ろしい死は存在することを暗示している。ノスタルジックで瞑想的な雰囲気が静かに心を打つ作品である。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧