「詩人の霊感」 ニコラ・プーサン 作者:ニコラ・プーサン 年代:1630年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 大きな木の下に座る月桂冠をいただいたアポロンが、竪琴を膝の上に支えながら、右側のペンと本を持つ詩人に霊感を与えている。 アポロンの足もとにいるプットーの持つ本に「オデュッセイ」の文字が見えることから、詩人が想を練っているのが叙事詩であることがわかる。 左端には叙事詩をつかさどるミューズ、カリオペーの端正な横顔が見える。人物を大きくして安定したみごとな構図に収めた堂々たる古典主義的名作である。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧