「宰相ロランの聖母」 ヤン・ヴァン・エイク 作者:ヤン・ヴァン・エイク 年代:1435年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:ルーブル美術館 15世紀の初期ネーデルラント絵画を代表する大画家。 当時、フランス中部から大西洋に面したフランドル地方までを支配したブルゴーニュ公国のフィリップ善良公の宮廷に仕えた。 この絵は公国の宰相ニコラ・ロランの注文で描かれたもので、聖母と祝福を与えるキリストの前に彼がひざまずいている。精緻(せいち)な細部の描写、窓から見えるはるかに広がる風景など隅々まで驚異的である。 解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧