「シテール島への巡礼」 ヴァトー (アントワーヌ・ヴァトー) 作者:アントワーヌ・ヴァトー 年代:1717年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ヴァトーは、王立アカデミーの正会員となるためにこの作品を提出した。 シテール島は伝説上のヴィーナスの島、つまり愛の島で、独身の男女がここに巡礼すれば好伴侶が得られるという。画面には、右から左へと、誘い、承諾、ためらい、決意といった愛の成り行きが8組の男女の姿を借りて表されている。 右端にはヴィーナスの半身像があったりキューピッドたちが戯れており、恋人たちがすでにシテール島にいることを示す。 解説:太田 泰人(神奈川県立近代美術館 普及課長) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧